防波堤の先端までみんなでわいわい言いながら歩きます
「うわーすごい波だ〜」
「落ちたら大変だねー」
折りしも大型台風デビューに伴ううねりが鳴門海峡の渦潮のように回ってます
いや…ここは染之助・染太郎のようにと言ったほうがいいのか?
「いつもより多めに回しております〜でもギャラは同じでございま〜す」
そんなこんなで突端にて思い思いの写真撮影
考えてみればすごいですよね〜
殆ど一人ひとりマイカメラを持っています
(携帯付随カメラ含む)
こんな時代に誰がしたっ!
いや…怒っているわけではございません
さあさあ、そろそろみんなで集まって記念撮影とシャレてみましょうか
前田:
『
えっと、それでは集まってください
落ちないように気をつけてくださいね〜
えっと〜〜
ちょっとっ!せっきーチャン、何してるのよー
こっち向いて! 』
ドボン!
キャー
何何?誰か落ちたの?
大変なことが起きてしまいました…

何が起きたんだ!?
せっきーチャンが撮影が始まっていることに気づいて慌てて振り向いた時
手に持っていたカメラがスルリ…ドボン
染之助・染太郎の傘の中のような海に…
やっぱりしっくりこないな
鳴門海峡の渦潮のような海にカメラを落としてしまいました
慌ててはいけません
せっきーチャンのカメラは2M上から落としても大丈夫
そして10Mまではハウジングなしで海に持っていけます

よかったよかった
(*^^)
…
って誰が取りに行くんだよ!
そもそも不規則な海流に邪魔されてカメラがまったく見えません
寄せては返すうねりに誰もが呆然としています
そんな中、前田と明香が
「私がとりに行きます」
「いやいや私が行くって!」
う〜ん二人ともよく言った
しかしこの荒波を超えるのは明香じゃ無理だ
司令官としては時には非情な判断をしなければいけない時があります
明香は陸上でサポートしてくれ
そんなわけで作業ダイバー前田再び現る!です
(前回の作業はこちらをクリック
前田暗闇を潜る参照)
ドライスーツに着替えどぶ川の排水トンネル出口あたりからエントリー




うねりのなか作業は思うように捗りません
自然の力にさすがの作業ダイバー前田も翻弄されています


司令官としては時には非情な判断をしなければいけない時があります
(※繰り返し)

( ̄Λ ̄)ゞ んむっ
せっきーチャンには悪いですが諦めてもらうしかないようです
2次災害の恐れもあります
そんな諦めモードの中、陸上サポート部隊明香隊長がすげー遠くで騒いでいます
それは前田がエントリーしたどぶ川のトンネル辺りでした
「あれ、カメラですよね?」
言われた所を見てみると川の水の中に銀色に光る四角い物体が確かにあります
あったあった!カメラだー
コトローが雲見のダイビングサービスで借りた長い魚捕網で引き上げます



カメラがあったのは無くした場所からかなり離れた川の中です
すごいうねりを伴った流れに乗ってこんなとこまで流されていました
我々人間は自然の力の中では無力です
自然に逆らわず共存できたら…
それを追い求めるのも我々全ダイバーの目標でもあります
皆様お疲れ様でした

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